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特集
2025.12.19

(帰ってきた)鷲見社長にトツゲキ!インタビュー 第8回「SOMPO介護月間を振り返って ほか」

11月は、私たちSOMPOケアが「SOMPO介護月間」として、介護について一緒に考える特別な1ヶ月となりました。
今年は、「食と学び、そして“つながり”で創る介護の未来。」をテーマに、介護にまつわる “不” を見つめ直し、その解消につながる様々なイベントを各地で展開!

社内報WATCHでは、これまでにも以下のイベントについて掲載しています。ぜひ、ご覧ください!

・SOMPO介護月間 スタート

・「スペシャル御膳」&「そんぽのカレー」編

・「セミナー ~最新の認知症予防対策とは~」編

・「SOMPOウェルビーイング グループ合同社内報」編 

・「オリジナルチーズハンバーグ提供開始」編

・「セミナー 共に生きる~認知症を考えるセミナー~」編

・「介護サービス情報サイトリニューアル!」編

 

そして!「SOMPO介護月間」プログラムの最後を飾るのは、久しぶりにお届けする「鷲見社長にトツゲキ!インタビュー」です。
大変お待たせいたしました!

SOMPO介護月間についてや最近のAI活用、今年の漢字など、トツゲキして色々とお話を伺いましたので、ぜひご覧ください!
※インタビュー日:2025年12月9日(火)

今回も、色々なお話を伺いました!

 

今年の「SOMPO介護月間」を振り返って、いかがでしたか?

――今年のSOMPO介護月間では、「SOMPO流 子ども食堂」のメニュー第3弾として「そんぽのハンバーグ」が登場しました。鷲見さんがかなりこだわって開発に関わられたと聞きましたが、どのあたりがポイントだったのでしょうか?

子どもたちの「好きな食べ物ランキング」から発想したのが始まりです。第1弾のカレー、第2弾のナポリタンときて、その次に何かと考えた時に、誰もが大好きなハンバーグが浮かびました。

特にこだわったのはチーズですね。当初はハンバーグの中にチーズを入れる「チーズインハンバーグ」だったのですが、「チーズが苦手なお子さまもいるよね」というところから、チーズの有無を“選べる仕様”にしてほしいとお願いしました。最終的に、上からチーズをかける形になったのは、そうした経緯からです。

 

――好き嫌いにも配慮した「優しいハンバーグ」なんですね。第1弾のカレーでも、ウインナーをのせる・のせないで議論があったと伺いました。

そうそう(笑)。ウインナーのトッピングひとつとっても、「ある・ない」で議論になるんですよ。でも、その議論って、結局は「誰にどう喜んでもらうか」を本気で考えているからこそ生まれるものなんですよね。そこは、かなりこだわりました。

 

――第3弾が出たことで、「次のメニューは何だろう?」と楽しみにしている方も多いと思います。第4弾の構想はありますか?

第4弾については、まだ考えていません。SOMPOケアフーズの皆さんにも負担をかけますし。

子どもが大好きなメニューということを考えると、唐揚げなんていいかな、と思っていますが(笑)、じっくり考えていきたいですね。

 

――今回は、SOMPOウェルビーイングを構成する各社が一堂に会した合同社内報「つながる!ウェルビーイング」も発行されました。実際にご覧になって、どのような印象を持たれましたか。

率直に「発行して良かった」と思いました。

SOMPOウェルビーイングといっても、日常的に接点がない会社同士は、「何をしている会社なのか」を知る機会がほとんどありません。お互いを知らないままだと、どうしても縦割りになってしまう。
今回発行した「つながる!ウェルビーイング」は、その縦割りを超えて「お互いを知る」きっかけになりました。まさに、ウェルビーイングのキーワードである「つなぐ・つながる」の一歩目になったと思います。

今後、各社の取組みを継続的に紹介できる仕組みを作っていくといいですね。

 

――今年の取り組みを踏まえ、来年以降の「SOMPO介護月間」で「こんなことをやってみたい」といった構想はありますか?

1度、「日本の未来を見据えた介護月間」をやってみたいんです。

私たちSOMPOケアグループのパーパスは「日本の介護を変える。そして、日本の未来を創る。」ですよね。であれば、10年後の介護がどうなっているのか、人は何をしていて、テクノロジー・デジタル・データ・AIに何を任せているのか――そういう未来の姿を、皆で真剣に語る機会にできるといいと思いませんか?

 

――“今の介護を語る月間”から、“未来の介護を語る月間”へシフトしていくイメージですね。

そうですね。全国のホーム・事業所の皆さんと一緒に、「いまの介護をAIなどで読み替えたらどうなるか」「その時にSOMPOケアはどんな価値を生み出すのか」といった議論ができたら、とても面白いと思います。

 

「AI共創元年」-鷲見さんはAIをどう使っている?

――鷲見さんのAI活用については、「SOMPOケアTIMES」やSOMPOグループのウェブ社内報「SOMPOジャーナル」などでお話しいただいています。今日は、まだ職員の皆さんに明かしていないAI活用方法についてお話をお伺いできたら、と思っています!

もう、インターネット検索を使わなくなりました!

 

――えーっ??

ユニクロでフリースを買うときに「男女でサイズ展開がどう違うのか」を調べるのも、ゴルフ宅急便の料金を知りたい時も、車のボンネットの開け方を知りたい時も、最初に聞く相手は全部AI(ChatGPT)です。

 

――ユニクロならユニクロのサイト、宅急便ならヤマト運輸のサイト……と使い分けることが習慣として染みついている人が多いと思うのですが(ライター植松のことです。。)、全部AI経由ということですか?

そう。アプリやサイトを個別に開くのは、もう“時間のロス”だと思っています。AIに聞いて、必要ならそこから公式サイトに飛べばいいんです。

それから、入力は、ほぼ音声です。キーボードは使わない。多少言い間違えても「鷲見さんはこう言いたかったんですね」と、AIが文脈で読み取ってくれるんですよ。これは他のツールにはなかなかない良さですね。

AIの話をしながら、お手元でAIとのやり取りを確認する鷲見さんです


――テキストで長めのプロンプトを入力するのが面倒に感じてしまう人も多いと思うのですが、音声ならハードルが下がりそうです。

そうですね。「2019年からのゴルフ宅急便の料金推移を教えて」なんて、キーボードで打ったら嫌になりそうなことでも、音声ならすぐ聞けますからね(笑)。

 

――ゴルフと言えば、AIを使ってゴルフのスコアを改善されていることは、「SOMPOケアTIMES」10月号などでお話しされさていましたが、その後、スコアはいかがですか?

ベストスコアの更新には至っていません。。スコアは秘密です!!!(笑)。

 

 

――お話を伺っていると、AIが鷲見さんの生活の中でしっかり定着しているのだな、と感じます。その一方、AIがどれだけ進化しても「ここは人じゃないとダメだ」と感じる瞬間はありますか。

やっぱり、人は感情や雰囲気を感じ取り、その場を動かすことができるという点が大きいですね。

長渕剛さんのコンサートへ行くにあたって、AIに曲順を予測してもらったのですが、途中でAIが予測していなかった曲「交差点」を突然歌われたんです。たぶん、その場の空気やお客さんの顔ぶれを見て「今日はこの曲だ」と判断されたんでしょうね。ああいう“その瞬間の決断”は、AIにはできません。

ライター注:長渕剛さんのコンサートへ行かれたエピソードについては、「SOMPOケアTIMES」12月号をご覧ください!

 

――確かに、その場にいる人たちの表情や空気を読んで曲を変える、というのは、人だからこその動きですね。

そうです。AIは、過去の情報に基づいて予測することはできるけれども、人は、共感したり心を動かされたりすると、その場で「じゃあこうしよう」と行動を変えますよね。

そういう予測不可能な展開こそ、人にしかできないことだと思います。

 

今年も多くのホーム・事業所を訪問

――今年も多くの現場を訪問されたことと思います。現時点の訪問事業所数は何か所になりましたか?

今日(12月9日)時点で訪問事業所が累計970事業所、お会いしお話しした人が3,950人になりました。

毎月いくつ事業所を訪問できるかにもよりますが、来年度上半期あたりの全事業所制覇が見えてきましたね!

あるデイサービスに伺ったときの事ですが、「うわー、鷲見社長だ!」と、ご利用者さまがとても喜んでくださったんです。少し“芸能人になった気分”でした(笑)。

職員の皆さんは多少なりとも忖度してくれるかもしれませんが(笑)、ご利用者さまはまっすぐに反応してくださる。その笑顔を見ると、「来てよかったな」「もっと頑張らないと」と、強く思いますね。

 

――現場を訪問する際は、事業部長をはじめ職員の皆さんとお食事を沢山ご一緒されていますよね。最近「これは…!」という一皿はありましたか?

最近は、ラーメンよりも“地元の人が通う店”に連れて行ってもらうことが増えました。喫茶店のチーズグラタンとか、地元の定食屋さんのランチとか。おいしいんですよね。

事業部長の皆さんも成長してきて(笑)、「もうラーメンだけじゃなく、地元の名店に鷲見さんを連れていこう」と工夫してくれているのが伝わってきて、そこも含めて嬉しいですね。

 

――まさに現場が原動力なんですね。

本当にそうです。笑顔と元気をもらって、また次の現場へ、という感じですね。

 

 

――鷲見さんは、現場の訪問以外にも、各本部で開催されているウォーキングイベントなどに積極的に参加されていますよね。

そうですね。イベントが開催されるのはだいたい週末の土日なので、休みが削られるのは体力的にはキツイ部分があるのは事実なんですが、それでも参加したいと思っています。

 

――それは何故ですか?

「私自身の考えを直接伝えることができる場」だと思っているからです。(トップが自ら降りていく方の)トップダウンというと堅いですが、私の人柄や価値観を、直接会って感じてもらえる貴重な機会でもあります。

初めてリアルでお会いする職員の方からは「思ったより大きいんですね」とよく言われるんですよね(笑)。写真やオンラインだと、小柄に見えるんでしょうか??
やっぱり“会って話す”って大事だなと感じています。

 

「読書」と「英語学習」――最近のインプットは?

――鷲見さんといえば「読書」ですね。今はどんな本を読まれているのでしょうか?

今は3冊並行で読んでいます。

田中ウルヴェ京さんの「心の整えかた トップアスリートならこうする」「ハーバード・ビジネス・レビューが贈る リーダーを支える365の言葉」、そして「DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2026年1月号『よい対立とは何か』」です。

今読んでいるのは、こちらの3冊

DIAMONDハーバード・ビジネス・レビューは、もう8年くらい読み続けています。悩んでいるタイミングに、絶妙なテーマの論文が出てきたりするんですよ。「良い対立とは何か」など、まさに今考えていることが特集されていたりして、タイムリーだなと思って読んでいます。

 

――まさに“今の自分に必要なテーマ”が届く感じなんですね。ちなみに、今年度の読書量はどのくらいになりましたか?

4月からカウントして、今85冊です。残りの期間を考えると、おそらく100冊は超えると思います。月平均でいうと10冊くらいですね。

 

――己を反省します。。(涙) 最近は、読書に加えて英語の勉強を続けていらっしゃるとか?

そうなんです。4つのアプリを使って勉強しています。発音の練習などに便利なんですよね。今日で勉強を始めて122日目です。

そろそろ私も英語を喋り始めますよ(笑)。

 

2025年を漢字一文字で表すと?

――年末になってくると、巷で「今年の漢字」が話題にのぼったりしますよね。鷲見さんにとって、2025年を漢字一文字で表すと何になりますか?

自分では「創(つくる)」だと思いました。共創の“創”ですね。未来に向けて、いろいろな取り組みや仕組みを「創り出した一年」だったと感じています。

 

――実は、今年の「SOMPOケアTIMES」2月号で、「今年の漢字は『筋』」とおっしゃっていました。あらためてこのタイミングで振り返ると、「創」に変わってきた感覚でしょうか? 

そうですね。筋肉質経営を進めて行く中で、色々なものを創っていったので、「創」になったんじゃないかなと思います。

面白かったのは、AIに「今年の漢字は何か」と聞いてみたら、「結(むすぶ)」と返してきたことですね。

ウェルビーイングや「つなぐ・つながる」というキーワードで、今年は何度も何度もAIに相談していたので、「人と人を結ぶ」「会社と会社を結ぶ」「現在と未来を結ぶ」という意味で、「結」が出てきたんだと思います。なるほど、と思いました。ちなみに、次点が「創」でした。

なので、2025年は「創」と「結」、両方がしっくりくる年ですね。

 

SOMPOケア WATCH!読者の皆さんへのメッセージ

――最後に、SOMPOケア WATCH!の読者の皆さんへ、メッセージをお願いします!

今年も、ご利用者さま・ご家族さま、そして一緒に働く仲間の皆さんを大切にしていただき、本当にありがとうございます。
私たちは、「日本の介護を変える。そして、日本の未来を創る。」というパーパスのもと、これからも挑戦を続けていきます。

来年も、皆さんと一緒に、日本の介護を、そして日本の未来を“創り・結んでいく”一年にしていきましょう。

 

――ありがとうございました!

 

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ABOUT USこの記事を書いた人

植松 麻紀子
広報・広告宣伝・ウェブサイト運営全般を担当。毎日でもカレーを食べたいカレー好き(^^)