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イベント
2025.07.03

思い出のフラワーパークへ~プライベートサービス~

SOMPOケアでは、ご利用者さまに「生きがい」をもって、より自分らしく過ごしていただくために、介護保険サービスでは行き届かないご要望に対応する「プライベートサービス(介護保険外サービス)」をホームに入居されている方・ご自宅にお住いの方、いずれにも提供しています。

今回は、そんぽの家 浜松高丘(静岡県)の看護師である鈴木さんが企画、同行した、プライベートサービスを利用したご利用者さまの外出イベントを紹介させていただきます!

SOMPOケアのプライベートサービス紹介ページはこちら
https://www.sompocare.com/privateservice/

プライベートサービスを企画!

ご利用者さまである大石勝利さまは要介護5で、経管栄養※1をされています。毎日、経管栄養が終わったタイミングでリクライニング車椅子に乗り、タイミングが合えば、アクティビティに参加されています。しかし、痰の吸引が適時必要なため、外出する機会はなかなかありませんでした。

ある日、ホームへ面会に来られている奥さまから、 「もう一度、夫婦で一緒に、お花を見に行きたい」 とのお話が。鈴木さんは、この時はじめて大石さまがご夫婦での外出を望まれていることを知りました。そのお話のなかで、大石さまのお身体が不自由になる前は、ほぼ毎年、ご夫婦で山登りを楽しまれていたことを伺えました。また、もともと奥さまはお花が好きで、ご自宅の庭でお花を育てていたそうで、フラワーパークにも行かれていたとのことです。

「以前、夫婦で楽しんでいたお花鑑賞に、もう一度行きたい。」
その想いを何とか実現したい!と、鈴木さんをはじめ、ホームのスタッフ一同、強く思ったそうです。そこで、ホームの近隣にあり、たくさんの花を見ることができる「はままつフラワーパーク※2」への外出をプライベートサービスで実現しませんか、と大石さまに提案したそうです。

実は、半年前に大石さまとのフラワーパークへの外出を計画したのですが、ご本人さまが熱を出してしまい、断念することになってしまったそうです。「一緒に行く妻に迷惑がかかるし、自分が車椅子だから、大変な思いをさせてしまう」という理由で、ご本人さまからは、外出はもう諦める、と聞かされたそう。スタッフが同行させていただくことをお伝えすると、「それなら行きたい」と、外出に前向きなお気持ちに!延期された外出を心待ちにされているご様子だったそうです。

※1 口から食べることが難しい場合に、チューブを使って栄養や水分を身体に届ける方法
※2 はままつフラワーパーク
https://e-flowerpark.com/

はままつフラワーパークへ!

5月20日、待望の、はままつフラワーパークへの外出が実現しました!
当日は、いつもホームでお世話になっている「さくら介護タクシー」さまを手配して、出発。車内には痰の吸引器も設置され、準備万端です!
フラワーパークまでの車中は、とても和やかな雰囲気だったそうです。というのも、大石さまは在職中、仕事で多大な功績を残されたそうで、退職後に親戚一同100名ほどを招待した会食の会場が、はままつフラワーパークの近くにあるホテルだったとのこと。当時の思い出話に花が咲き、大石さまの表情には笑顔が多かったそうです。

到着!

好天に恵まれたフラワーパークで記念の一枚!

はままつフラワーパークに到着すると、奥さまが大石さまの手を優しく握り、 「ほら!お父さん見える?よく一緒に来たよね」 と、満面の笑みで語りかけられる姿が印象的だったそうです。大石さまも奥さまの言葉に耳を傾け、時折うなずきながら、たくさんの花と奥さまを優しいまなざしで見つめていました。 お二人の穏やかで幸せそうな様子は、鈴木さんにとっても忘れられない光景となったそうです。

さくら介護タクシーの運転手さんも同行してくれました。

とても明るい奥さまに、大石さまも微笑まれます。

鈴木さん(左手前)も一緒にパシャリ!

 

今回の外出を終えて

大石さまのご様子

ホームに戻られた後の大石さま、普段は一言お話を交わす程度ですが、「本当に行ってよかった。ありがとうございました」とお話をしてくださったそうです。普段より笑顔が多くなった印象で、鈴木さんも感無量だった、と話してくれました。

個人タクシー「さくら介護タクシー」さまからひとこと、いただきました。

「今回、同行させていただき、大石さまのすてきな笑顔をたくさん見ることができて良かったです」との言葉をいただきました。後日、フラワーパークで撮影した写真をお渡ししたところ、とても喜んでくださったとのこと。

大石さまの奥さまは・・・

ご自宅に飾る用にと、ホームから記念写真をプレゼントしました。近所の方が自宅に遊びに来た時に、フラワーパークでの記念写真を自慢して見せているのよ、と笑顔で仰っていたそうです。

企画を担当した鈴木さんからメッセージをもらいました。

このような特別な機会を通して、改めて「心」が通じ合うことの大切さ、そして、ご利用者さまの「願い」を叶えるサポートができる喜びを深く感じることができました。
これからも、ご利用者さまに「生きがい」をもって、より自分らしく過ごしていただくために、ご利用者さまの「やりたい」という気持ちに寄り添い、さまざまな形で支援させていただければと考えています。大石さま、素敵な笑顔をありがとうございました。

とても素敵な思い出になりました!

 

 

そんぽの家 浜松高丘のホームだよりでも紹介していますので、ぜひご覧ください。
→「念願のフラワーパークへ」
https://www.sompocare.com/service/home/kaigo/H000185/message-detail/376682

 

 

 

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ABOUT USこの記事を書いた人

猪野 雄一郎
2006年、ケアスタッフとして中途入社。 現在はウェブサイトの担当をしています。趣味は多肉を育てること!