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ニュース
2026.04.03

WCA2025 第2弾 サービス付き高齢者向け住宅編 ~「人を守る仕組み」へ!~

SOMPOケアが描く未来の介護現場

介護業界が直面する構造的な人手不足は、喫緊の課題です。高齢者人口増加と生産年齢人口減少が常態化し、「仕事はあるが、人がいない」状況が続いています。
 この困難な状況で、私たちはどのように未来の介護現場を創っていくべきでしょうか?

「WCA2025」プロジェクトは、この問いに真正面から向き合い、「善意と使命感で回している現場」を「人を守る仕組みを作る現場」へと変革するための挑戦です。
第2弾の今回は、「サ付き東チーム」と「サ付き西チーム」※の取組みをご紹介します。

第1弾の記事はこちら→WCA2025 第1弾 訪問看護編 ~「時間管理マトリクス」で、管理者の仕事を再定義!~

※サ付きとは、サービス付き高齢者向け住宅の略です。

 

「当事者意識」への転換を促す意識改革

課題

「忙しいけど、何とか回している」現場は、人手不足と長時間労働の悪循環に陥り、「介護崩壊」のリスクを抱えています。
またこの状況では、「やらされている」意識が蔓延しがちです。

目指す姿

・「介護は無くならないが、やり方は変わる」という認識を共有。
・「人が少なくても回る介護」への転換と、職員一人ひとりが「当事者意識」を持つことの重要性を強調。
・「楽をするためではなく、10年続けられる現場をつくるための改革」であることを明確に。
・目指すのは「人を守る仕組みを先に作った現場」。

 

 WCA2025の挑戦:管理者業務の変革で「時間」を創出する

業務の「見える化」と「削減」

管理者業務を「緊急度」と「重要度」でA~Dの4象限に分類。(A~D業務の詳細については、第1弾記事を参照願います)
「D:無くしたい業務(時間浪費)」や「B:割り込み業務」など、本来注力すべきでない業務を特定しました。
それをもとに
慣習的な薬空袋の二重チェック廃止、訪問診療同行の見直し、形式的な会議の効率化、事務作業やプレイヤー業務の権限委譲などを実施しました。

驚きの成果!「本質業務」時間の劇的な増加

サ付きチーム全体で、マネジメント・コミュニケーションに費やす時間が、プロジェクト開始前の21.5%から、取り組み後には46.1%へと大幅に増加。
慣習業務や割り込み対応など、本来注力すべきでない業務の割合を79%から54.3%へ減少させることで、管理者本来の「未来への投資」につながる時間を生み出しました。

 

創出した時間を「未来への投資」へ繋げる好循環

「自走型職員」の育成

創出した時間を使って、1on1面談を通じた継続的な対話とコーチングを実施しました。(評価ではなく、視点を変えて再解釈する「リフレーミング※」の観点から)。
これにより、多様な役割を担い、自ら考え行動できる「自走型職員」を育成しました。
※リフレーミングとは、物事を捉える枠組みを変えることで、同じ事実に対して異なる視点を持つことを促します。

コミュニケーションが生む「好循環」

短時間ミーティングを頻繁に実施し、職員との活発な対話を行うことで、様々な気づきや危機察知につながり、「A:危機対応業務」の削減に貢献します。
危機対応業務が減ることで、管理者や職員は「C:未来への投資業務(人材育成、事業所会議の高度化、学習文化の醸成、地域連携など)」に時間を使えるようになり、さらに現場が強くなるという「好循環」が生まれています。

取組み内容紹介

そんぽの家S天白公園  浜崎剣志さん

管理者業務のマトリクス化と業務移管で「管理者本来の考える時間」を創出。

<浜崎さんコメント>
マトリクスで「やめる・移管する業務」などを明確にし、時間創出を図りました。管理者として、現場中心のマネジメントから組織全体の設計・管理へ移行するには、この時間創出が不可欠だと実感しています。

 

そんぽの家S茨木中穂積  藤原由衣さん

「A:危機対応業務」は予防できると仮定し、能動的に働きかけることで業務削減を実現。

<藤原さんコメント>
「何事も職員が考えていく」と伝え、報告だけでなく対応案も期待しました。その結果、職員は問題共有から決定まで主体的に行うようになりました。現場が整えばご入居者さまの生活を支えるとの考えのもと、職員との関わりは譲れない管理者業務であると確信しています。

 

ラヴィーレレジデンス福岡別府  切通顕さん

「A:危機対応業務」を予防的に減らすことで、「C:未来への投資業務」の時間が創出できる。
好循環が生まれる。

<切通さんコメント>
今回のWCAでは、「成果を出すこと」以上に、失敗してもよいから、管理者業務を言葉にするという点を大切にしてきました。私たちがこの1年取り組んだことは、単なる業務改善ではなく、管理者という役割を、次の世代につなぐための取り組みだったと感じています。

 

そんぽの家S北加瀬  森下英輝さん

「減らす業務」と「創出される時間」を明確にし、ご入居者さまとの関わりやマネジメント業務の時間を大幅に増加。

<森下さんコメント>
業務削減と職員育成をセットで考え、減薬や慣習業務の見直しで、必須でない業務を原則廃止しました。創出した時間は1on1や対話に充て、多様な業務を担える職員を育成しています。各事業所でも「やめられる業務」とその時間で何を育てるかをぜひご検討ください。 

 

ラヴィーレレジデンス用賀  青木淳さん

事業所の慣習や援助時間の見直しで創出した時間を研修や面談に充て、スタッフのスキルアップへ

<青木さんコメント>
創出した時間を活用し、研修でケアスタッフのスキルアップを促しています。管理者業務の権限委譲によりスタッフの責任感が増し、時間や予算意識も向上しました。管理者は人材育成や地域連携といった「未来への投資」に注力しています。

 

そんぽの家S船橋印内  小林哲士さん

「土台作り」「信頼構築」「業務削減・権限移譲」のサイクルで職員の自律を促しました。

<小林さんコメント>
「自分がやったほうが早い」という考えを我慢しました。業務を「任せる・減らす・やめる」視点で見直し、職員との対話で業務委譲を進めた結果、属人化が解消しました。職員の主体的な行動が増え、管理者も本来の業務に注力できるようになりました。

 

そんぽの家S札幌発寒  水口翔太さん

業務効率化で創出した時間を、委員会体制の再編や1on1での対話に再投資。  

<水口さんコメント>
管理者業務の時間創出や業務移譲により、ご入居者さまとの関わりやイレギュラー対応に余裕が生まれました。現場業務の見直しで利用者数増加にも対応でき、ご入居者さまの楽しみやQOL向上、重度化予防に時間を割くことで、ケアの質の向上につながっています。

 

未来の介護を創る「3つの心」

このWCA2025プロジェクトは、単なる業務改善に留まらず、私たちSOMPOケアが未来の介護をどう創っていくかを示す大切な一歩となりました。
 今回あらためて「未来の介護は、仲間の協力があってこそ実現」ということ、そのためには『あきらめない心』 『共に進んでいく仲間を信じる心』 『感謝の心』の3つの心が必要であることが、再認識できました。
この学びと成果を全社で共有し、それぞれの現場で実践することで、SOMPOケアの現場力を一層強化し、持続可能な介護社会の実現に貢献していきましょう!

次回は「介護付きホーム編」をお届けします。どうぞお楽しみに!

 

 

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ABOUT USこの記事を書いた人

山下和郎
2024年4月にSOMPOケアに入社し、広報室へ着任しました。 SOMPOケアのブランド力向上の力になれるよう頑張ります!