100歳リレー~凛として、笑顔で~

「100歳リレー」では、全国のホーム・事業所で100歳を迎えられたご利用者さま、お一人おひとりにスポットを当て、日々のいきいきとされたご様子など「その方らしさ」をありのままにお伝えしていきます。
今回ご紹介するのは、そんぽの家S京都東向日(京都府向日市)にご入居されている、杉山福子さま(103歳)です。
杉山さまのこれまで
京都生まれ京都育ちの杉山さまは、1921年生まれの現在103歳です。
看護師として長年活躍されていたそうです。
3人のお子さまがいらっしゃり、子育てをされていたときは、よく学校の行事にも参加され、お子さまの成長を楽しみにしていました。
杉山さまは旦那さまが他界された後は、京都市右京区のご自宅で一人暮らしをされていました。
しかし、今後の生活に不安を感じ、まずは高齢者マンションへ転居。
転居先のマンションでは介護サービスを受けることができなかったため、2008年に「そんぽの家S京都東向日」へのご入居を決められました。
ホームでのご様子
野球が昔からお好きで、関西出身でありながらなんと「巨人ファン」!!
テレビがついているときはいつも、巨人の応援をされているそうです。
好きな食べ物は甘いもの全般、特にゼリーやケーキが大好き。
普段は、2階の居室から歩行器を押して1階の事務所前のソファーに座り、ご利用者さまやスタッフとの対話を楽しまれています。
ユーモアがありサービス精神旺盛で、いつも笑いの中心にいらっしゃるそうです。
毎週金曜日のSSAP「脳と身体の健康教室」にも欠かさず参加され、元気に生活をされています。

※SSAP(SOMPOスマイル・エイジングプログラム)とは…
国立研究開発法人国立長寿医療研究センター監修のもと、SOMPOグループが開発した独自の認知機能低下予防プログラムです。
長生き、お元気の秘訣は?
「あんたらと話すことや」
「いらん事を考えずに、ストレスを溜めず普通に過ごすことが長生きの秘訣」
「子どもたちと過ごした日々の思い出が、心の中に残っている。今でも子どもたちと話をすると嬉しくなる、いつまで経っても子どもは子どもだねー。」

左から:大江さん(看護スタッフ)・杉山さま・永田さん(ケアマネジャー)
スタッフの皆さんからメッセージ
そんぽの家S京都東向日 大伴さん(ホーム長)
杉山さまと初めてお会いしたのは、私がそんぽの家S京都東向日のホーム長として着任した2020年のことでした。当時も今も、変わらぬ素敵な笑顔で、スタッフを温かく見守ってくださっています。
お話も冗談もお好きで、お会いするたびに次は何をお話ししてくださるかと、いつも楽しみにしております。そして、お話の最後には、必ず「いつもありがとうね」と優しいお言葉をかけてくださる。その心遣いに触れるたび、きっと素晴らしい看護師でいらしたのだろうと、在りし日のお姿が目に浮かぶようです。
コロナや気管支炎で長期入院されたときは、ご年齢のこともあり大変心配いたしましたが、杉山さまの強い生命力で元気に復活されました。
これからも杉山さまの温かい笑顔が長く続きますよう、しっかりと心をこめて支援してまいります。これからもよろしくお願いいたします!
SOMPOケア 京都東向日 居宅介護支援 永田さん(ケアマネジャー)
杉山さまと初めてお会いしたのは、私がケアスタッフとして入社した2012年のことでした。早朝、外で太極拳のポーズをとり体操をされる格好良い姿が、今も強く印象に残っております。日々接する中で、杉山さまの明るさ、穏やかさ、そして芯の強さに触れ、私自身も多くのことを学ばせていただいております。103歳という長い年月を凛として歩んでこられたお姿に、心から敬意を表します。
これからも、杉山さまの日々が健やかで、笑顔あふれたものでありますよう心より願っております。
SOMPOケア 京都山城 訪問看護 大江さん(看護スタッフ)
訪問看護でお伺いするようになる以前から、施設入り口のソファーに腰かけていらっしゃる姿をよくお見かけしておりました。にこやかに手を振り返してくださる杉山さまに、いつも心が和んでおりました。
看護師の大先輩でいらっしゃる杉山さま。その凛とした佇まいと、103歳と思えないほどお元気な様子に、私はいつも尊敬の念を抱き、背筋が伸びる思いです。
いつも笑顔で迎えてくださりありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。







