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連載
2025.12.09

100歳リレー~100歳で漢検3級合格!~

「100歳リレー」では、全国のホーム・事業所で100歳を迎えられたご利用者さまお一人おひとりにスポットを当て、日々のいきいきとされたご様子など「その方らしさ」をありのままにお伝えしていきます。

今回ご紹介するのは、そんぽの家 吹上(愛知県名古屋市)にご入居されている大橋 金一(おおはし きんいち)さま、101歳です。

大橋さまのこれまで

大橋さまは、名古屋市にある小学校を卒業した後に、軍需工場で働いていたそうです。20歳になると、鹿児島県の鹿屋海軍航空隊で整備兵として過ごされました。小学校の卒業資格しかなかったため、中学校の夜間部に入り、卒業後は国税局に就職されました。県内外の税務署に勤務し、50歳代で独立。

その後は会計事務所で税理士として、93歳まで現役で活躍されていたとのことです。

お見事な腕前です!ホームでのレクにて

ご入居されたきっかけ

2015年に脊柱管狭窄症の手術を受けられたが完治に至らず、今も評判の良い医師を探して治療を続けられているそうです。ご自宅では家事もテキパキとこなされていたという大橋さま。

2018年に奥さまが転倒され、大腿骨を骨折し入院。ご夫婦だけでの生活に心配をしたご家族が、奥さまの退院を機に、ご入居を検討されたそうです。長女さま宅近くのホームに、ご夫婦で2018年12月に入居されました。

ホームでの普段のお過ごし方

他のご入居者さまと一緒に、川柳の会に参加されたり、書道教室にも積極的に参加され、楽しまれています 。

川柳の会に参加されている大橋さま(中央) 

100歳で日本漢字能力検定3級に合格!

大橋さまは昨年、日本漢字能力検定3級に見事合格されました!
主催する公益財団法人 日本漢字能力検定協会によると、大橋さまは24年度の最年長合格者(当時100歳)とのこと。

この8月には、京都市内のホテルで行われた表彰式に、お孫さまを含めご家族みなさんで元気に出席され、特別賞が贈られたそうです。
その表彰式で「これからは準2級を目指します!」と、志高く、目標を語られたそうです。
合格後も新聞などで新たな漢字を学び続けており、短歌にも取り組んでいらっしゃいます。

9月には、読売新聞において大橋さまの特別賞受賞に関する記事が掲載されたそうです!

8月に京都で開催された表彰式。おめでとうございます!

いつまでもお元気の秘訣は?

「物事にこだわらない!くよくよしない!」と教えてくださいました。
また、奥さまのおかげで、生活の心配をすることなく過ごせていたことも大きいそうです。

そんな奥さまとの馴れ初めについて、ステキなお話を聞かせていただきました。
奥さまとは、ご結婚前に4年間交際をされていたとのことです。(奥さまは5年間と言われていたみたいです笑)そのころ、ご両親から「いい加減、結婚したらどうだ」と言われていた大橋さま。お付き合いされていた当時、奥さまをご自宅に送っていった際に、プロポーズをされたと教えていただきました。
すると奥さまは「うれしい!」と大変喜ばれたそうです。その様子が、今でも鮮明に印象に残っている良い思い出だと語ってくださいました。

ホームでの100歳お誕生日会の様子🎊

 

大橋さま、いつもまでもお元気で。

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ABOUT USこの記事を書いた人

鈴木 しのぶ
庶務・ウェブ担当。旅行大好き!海外旅行を妄想中のパートタイマーです。
介護のこと、もっともっと知りたいです!