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トピックス
2025.07.22

スマート介護物流センターを見学してきました!

全国のホームや事業所で利用している「スマート介護」。
今回は、このスマート介護の商品を各地に配送している物流センターを取材しました。
皆さんのお手元に届く商品が、どのようにして配送されているのかをぜひご覧ください!

 

スマート介護とは?

皆さん既にご存知とは思いますが、簡単におさらいを・・・・・・

スマート介護は、プラス株式会社ジョインテックスカンパニー(以下、ジョインテックス)が提供する介護施設向けの通販サービスです。「介護の未来に、もっと笑顔を」をコンセプトに、文具、生活用品、衛生用品、オフィス家具など、約2.3万点の介護用品を扱っています。全国の介護施設からの発注は、掲載したカタログとWebサイトを通じておこないます。

介護施設のニーズに応え、ワンストップ+営業サポート付き通販で、介護施設で働く人を徹底支援するサービスです。介護スタッフの人手不足、業務の煩雑化を背景に、購買業務の効率化、業務負担の軽減、BCP(事業継続計画)対策、人材確保など、介護現場が抱える課題解決をサポートしています。

 

物流センターとは?

全国6か所の物流センター

ジョインテックスは、物流拠点として全国に6か所の物流センターを設けています。約4万点の商品を常時在庫しており、災害時にも全国6か所の物流センターで被災地エリアの配送をカバーし、スマート介護の利用施設をはじめ、一般企業、小中学校、地方公共団体など様々な顧客の需要に応える体制を整えています。

 

 

50社以上の配送業者で全国をカバー

物流センターの運営を担うプラスロジスティクス(株)を中心に、全国の地域ごとに複数の配送業者と契約し、物流ネットワークを構築しています。

 

東日本センターの見学

今回は、6か所の物流センターの中で、最大であるジョインテックス東日本センター(以下、東日本センター)を見学してきました。
それでは詳しく紹介します!

東日本センター外観

 

東日本センターの基本情報

住 所:埼玉県入間郡三芳町上富1013
開 設:2002年(2019年に現在のセンターへリニューアル)

敷地面積 :約45,000㎡
働いている人数:200~300名(季節により変動)
運 営:プラス ロジスティクス株式会社

東日本センターで全国の物量の約35%をカバーしています。

 

東日本センターの主なマテハン機器

マテハン機器とは、マテリアルハンドリング機器の略称で、物流現場や製造現場において、物品の移動、保管、管理などを効率化するために使用される機械や設備のことです。
これらの機器を導入することで、以下のような効果が期待できます。

  • 作業効率の向上: 人手による作業を自動化・省力化することで、作業時間の短縮と生産性を向上させます。
  • 省人化: 人員の適正化や配置転換が可能になり、人的コストの見直しを図れるほか、物流現場で課題となっている人手不足への解消にも寄与します。
  • 品質の向上: ヒューマンエラーを減らし、安定した品質を維持します。
  • 安全性の向上: 重量物の運搬など、危険な作業を機械に任せることで、労働災害を防止します。

東日本センターで使用されているマテハン機器も、これらの効果を狙って導入されており、多様な商品を高効率かつ正確、そして迅速に配送するための重要な役割を担っています。

 

それでは、実際に東日本センターで導入されている主なマテハン機器とその目的・機能の一部を紹介します。

  1. オーダースタート
    ・出荷オーダーと搬送オリコンの自動紐付け
  2. ・帳票の自動投入、
  3. ・出荷優先順切り出し
  4. ・オーダー内容量によるオリコン選定。
    ※オリコンとは、「折りたたみコンテナ」の略称です。プラスチック製のコンテナで、使わないときは折りたたんでコンパクトに収納できるのが特徴です。

 

  1. ロータリーソーター
    ・複数オーダーの荷合わせ
  2. ・出荷優先順切り出し、待機
  3. ・空オリコンの一時待機
  4. ・一定容量による荷合わせ解除、再設定。
  5. 自動製函機(じどうせいかんき)
    ・使用頻度の高いダンボールサイズの自動組立て
  6. ・自動封緘(ふうかん=封をすること)。

 

  1. 出荷ソーター
    ・配送業者別仕分け
  2. ・オリコン出荷ユーザーの履歴登録
  3. ・出荷完了の進捗
  4. ・出荷形態別仕分け
  5. ・複数方面仕分け。

 

  1. デジタルアソートシステム(DAS)
    ・少量アイテムの複数オーダーに対するアソート(種まき)検品
  2. ・チラシ、納品書投入
  3. ・画像表示。
  4. 最終梱包は人が行う必要(サイズ違い、小さいものが多いなどの理由)がありますが、出荷準備にはDXを活用しています。
    バーコードを読みとり、入れるところだけが空く仕組みになっており、入れ間違いを防止しています。

 

  1. 自動封函機(じどうふうかんき)
    ・梱包作業工数の軽減
  2. ・ダンボールの自動封緘(ふうかん=封をすること)
  3. ・荷札送り状の自動貼付。

 

  1. シュリンク&ピロー
     ・小ロット出荷品の自動ビニール梱包
  2. ・商品サイズによる対象オーダー自動選定
  3. ・われもの、食品などの除外登録
  4. ・荷札送り状の自動貼付。

 

  1. 作業指示(タブレット)
     ・梱包作業熟練差による梱包品質の低下抑制
  2. ・梱包者の作業実績収集
  3. ・使用梱包資材の案内
  4. ・商品の養生指示
  5. ・指定日シール指示、チラシ同梱指示、多言語への切換え

 

  1. チラシ自動投入機(フィーダー)
     ・ユーザー別の販促チラシ自動投入
  2. ・ユーザー別のチラシ指示同梱
  3. ・チラシ欠品登録、チラシ在庫管理、チラシ同梱期間の管理

 

  1. 大物デジタルピッキングシステム(DPS)
    ・大物、高頻度商品のデジタルピッキング
  2. ・デジタル表示器による歩行誘導&ピッキング指示
  3. ・商品重量による数量チェック、自動在庫補充指示

人がピッキングする際、「データでピッキング箇所を表示」と「オリコンに入れたときの重量計測」のダブルチェックにより、間違える可能性を軽減。
人とDXの融合が行われています!

 

  1. 小物DPS
    ・出荷高頻度商品のデジタルピッキング
  2. ・デジタル表示器による歩行誘導&ピッキング指示
  3. ・数量&単位の音声ガイド
  4. ・自動在庫補充指示
  5. ・ウェアラブルリーダーによるバーコード検品

 

  1. オートストア(AutoStore
    ・定点ピッキングによる作業効率化とコンテナ積み上げによる保管効率化
  2. ・出荷分析による最良格納
  3. ・商品画像表示
  4. ・搬送オリコン自動紐付け
  5. ・棚卸

このシステムにより多品種・少量の商品に対応し、4万点以上のアイテム管理が可能となっています。

 

阿部センター長にご案内いただきました!

今回の見学は、東日本センターの阿部 繁明(あべ しげあき)センター長にご案内いただきました。

阿部センター長へ質問

見学したマテハン機器の中でも、特に肝となるシステムは?

DPS(デジタルピッキングシステム)です。出荷する商品を、保管されている商品の中から注文に応じて取り出すためのシステムです。
特に、大物品には重量検品も組み合わせることで「ピッキング効率の向上」「
誤ピッキングの削減」「省人化」「リアルタイムな在庫管理」を実現しています。

東日本センターの一番の売りは?

誤出荷率が低いことです!

 SOMPOケアの職員にひと言お願いします。

いつもご利用ありがとうございます。
ミスなく出荷するよう従業員一同、出荷作業を行ってまいります。 これからも、よろしくお願いいたします。

資料・写真提供:プラス ロジスティクス株式会社

 

阿部センター長さまおよび今回の見学にご対応いただいたプラス社の皆さま、ありがとうございました。

今回の見学で感じたことは、物流業界と介護業界の共通点でした。
「機械にできることは機械(ICT・デジタル)に任せて、人にしかできないことを人がやる」「外国人人材の比率が高くなっている」などです。

スマート介護をさらに活用して、SOMPOケアのパーパスである「日本の介護を変える。そして、日本の未来を創る。」を実現していきましょう!

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ABOUT USこの記事を書いた人

山下和郎
2024年4月にSOMPOケアに入社し、広報室へ着任しました。 SOMPOケアのブランド力向上の力になれるよう頑張ります!