川柳を愛するケアスタッフ・大山健一さんの想い ~17音に紡ぐ日常の温もり~

ラヴィーレレジデンス青葉台(神奈川県横浜市)でケアスタッフとして働いている大山健一さん。日々ご入居者さまのケアに真摯に向き合う傍ら、「川柳の達人」という一面を持っています。
日本介護クラフトユニオン(NCCU)の機関誌に掲載されている川柳コーナーでも、大山さんの作品がたびたび入選・紹介されています。
機関誌の読者の方々から「こんな温かい句を詠む大山さんってどんな人?」といった反響が寄せられています。
そこで今回は、そんな大山さんの素顔と川柳に込める想いに迫ります!
川柳~17音の世界~
川柳とは、五・七・五のわずか17音の中に、日常の暮らしや人々の心情を軽妙に描き出す定型詩です。俳句が季語を用いて自然の情景を詠むのに対し、川柳は季語を必要とせず、口語(話し言葉)で日常のひとコマや社会の動きをユーモアや風刺を交えて表現します。
人生の哀歓や人間味を短い言葉にギュッと凝縮させ、誰もが気軽に共感できる親しみやすさこそが、川柳の持つ最大の魅力です。

川柳をはじめたきっかけ
大山さんが「言葉」で自身の想いを表現する楽しさを知ったのは、少年時代のこと。
小学生のときに心惹かれた「詩」、そして中学生時代、授業で触れた「俳句」が表現の原点だったそうです。
わずかな言葉の中に、素直な想いや情景を紡ぎ出す面白さは、当時から大山さんの心に深く刻まれていました。そのころに育まれた感性が、やがて日々の暮らしや人生の哀歓を身近に切り取る「川柳」の魅力へと引き込まれていったそうです。

3年間で20回掲載!
大山さんの実力は折り紙付きで、日本介護クラフトユニオン(NCCU)の機関誌へ投稿を始めてからの約3年間で、なんと延べ20回近くも作品が掲載されています。
この素晴らしい実績は、ホーム内でもホットな話題に。まわりのスタッフから「大山さんの川柳見たよ!」「あの句にはどんな思いが込められているの?」と声をかけられることもあるそうです。川柳が職場での自然なコミュニケーションのきっかけとなっています。
「これからも仕事を続ける中で、ふと気になった日常の瞬間を温かく詠んでいきたい」と大山さんは語ります。
掲載された作品(一部)をご紹介!大山さんの解説付き📝


大山さんにとって、川柳の魅力とは
季語にとらわれず、自由に表現できるからこそ個性が際立ち、自身の気持ちをありのままに5・7・5の音律へのせることができる点に、長年惹かれ続けているそうです。
また、17文字という短い言葉の中に、日常や自然を自然体に落とし込めるのは、日本語ならではのスゴさであると大山さんは言います。
例えば、松尾芭蕉の『古池やかわずとびこむ水の音』のような世界観を外国語に訳そうとすると、何倍もの言葉を費やす必要があると大山さんは語ります。
わずか17文字で広大な世界や情感を完結させられる日本語の持つ表現の力を、大山さんは川柳を通じて実感し、大切にされています。
川柳に興味ある皆さんへ向けてメッセージをもらいました!
「興味はあるけれど何から始めれば…という方もいらっしゃるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。季語を気にせず、今の自分の思いや気持ちを5・7・5に込めてみるだけで立派な川柳になります。ぜひ私と一緒に、身近な日常を詠む川柳を始めてみませんか?」

「介護福祉士の価値を高めたい」——大山さんの意気込み
大山さんは以前、障がい者支援施設での勤務を経験し、そこで芽生えた高齢者介護への深い関心からSOMPOケアで働きはじめました。
「介護福祉士の仕事は、とても専門性の高い素晴らしい職種です。社会的な評価は今後まだまだ上がっていくと感じています。だからこそ、私自身が現場でスキルを磨き続け、専門職としての価値と社会的地位を向上させることに、少しでも貢献していきたいと考えています」と大山さん。
日々の業務に向き合う大山さんのまなざしには、プロフェッショナルとしての確かな誇りが宿っています。
日々のご入居者さまとの関わりや、何気ない生活の風景の中に転がっている「ふとした瞬間」。それらを見逃さず温かい目で見つめる大山さんの観察眼は、川柳の創作活動はもちろん、ケアの現場における細やかな気配りや気づきにもしっかりと活きているのではないかと思います。
大山さん、ありがとうございました!











