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2026.07.17

シンガポール保健大臣がFuture Care Lab in Japanを視察!〜人とテクノロジーの力で「介護の未来」を世界に示す〜

6月12日(金)、シンガポールのOng Ye Kung(オン・イェクン)社会政策調整大臣兼保健大臣をはじめとする政府視察団の皆さまが、当社のFuture Care Lab in Japan(FCL)を訪問されました。

急速な高齢化という、日本と同様の社会的課題に国を挙げて取り組んでいるシンガポール。

今回の視察は、日本の介護現場におけるテクノロジー活用の最前線を体感し、両国の未来のヘルスケアに関する知見を共有する目的で実現したものです。

 

Future Care Lab in Japanの理念と、日本の介護が直面する課題

視察の冒頭、FCL所長の板津さんから、まずFCLが設立された背景にある、日本の喫緊の課題について説明がありました。

「日本の生産年齢人口は急速に減少しており、介護人材は現時点でもすでに不足していますが、2040年度には約57万人、必要数の20%以上が不足すると予測されています。この深刻な社会課題の解決こそが、私たちのミッションです。」

そして、そのミッションを遂行するためのFCLの役割について、板津さんは「介護現場の潜在的なニーズと、テクノロジー企業の持つ技術を適切に繋ぐ『橋渡し役』です」と語ります。

「現場の課題を言語化し、最適な技術実装を支援することで、新しい介護のあり方を創出することを目指しています。」

 

続いてマイクを握ったFCL副所長/主任研究員の芳賀さんは、その根底にある当社の揺るぎない理念を強調しました。

「私たちのすべてのサービスの基本には『人間尊重』の理念があります。どこに暮らしていても、どんな身体の状態でも、その方らしく尊厳ある暮らしを続けられる社会の実現に向け、在宅から施設まで包括的なサービスを提供しています。テクノロジーも、この理念を継続して実現するための重要な手段の一つなのです。」

 

大臣も感心!具体的なテクノロジー活用のデモンストレーション

理念とミッションの共有後、視察団一行は具体的なソリューションのデモンストレーションを体験しました。

まず紹介されたのは、ご利用者さまのQOL向上に直結する「睡眠測定センサー」です。

ベッドにセンサーマットを敷くだけで、心拍数や呼吸数、睡眠状態をリアルタイムで把握。これにより、夜間巡回によるご利用者さま・職員双方の負担を軽減しながら、安全・安心な見守りを実現しています。

大臣からは「身に着ける必要がないところが、ご利用者さまの負担が軽減されるので素晴らしい」との評価をいただきました。

 

次にご覧いただいたのは、「介護用シャワー入浴装置」。ミストで身体を温めながら洗浄するもので、従来2人の職員が対応していた入浴介助を1人で、しかも短時間で行うことができます。

「なぜこの業務を変える必要があるのか」を現場職員と共有し、課題意識を醸成した上でソリューションを共有、実装するという一連の流れの重要性も、併せてご紹介しました。

 

質疑応答で示された、SOMPOケアの先進性

デモンストレーション後の質疑応答では、より本質的な議論が交わされました。

大臣から「AIを使いこなす人材と、業務を変革できる人材、どちらがより重要か」という趣旨の問いが投げかけられました。

これに対し当社は「テクノロジーを使いこなすこと以上に、現場の業務やケアプロセスそのものを変革できる『人』を育成することが重要です」と回答。この考えに大臣は深く頷き、SOMPOケアの先進的な取組みは大変参考になるとのお言葉をいただきました。

 

未来に向けた、記念品交換

視察の最後には和やかな雰囲気のなか、記念品の交換が行われました。

当社社長の鷲見さんからは、当社が制作した介護の学習まんが「大研究!笑顔をつなぐ!介護の仕事」を贈呈。

大臣からは、シンガポールが国を挙げて推進している医療改革計画「Healthier SG(ヘルスィアーSG)」が手渡されました。

これは、治療中心から「予防」中心へと医療政策を大きく転換し、国民の健康寿命を延ばすことを目指す国家プロジェクトです。まさしく当社グループが目指す未来と同じであり、両国が同じ未来を見据えていることを再確認する象徴的な瞬間となりました。

 

後日、大臣からうれしいお手紙が届きました

視察後、シンガポールの駐日大使を通じて、大臣から公式なお礼状が鷲見さん宛てに届きました。

お手紙には、今回の視察が「大変有益であった」こと、そして「テクノロジーは人手不足に対応し、介護者の負担を軽減するための有意義な手段である」という確信が綴られていました。

さらに、当社が紹介したテクノロジーから伝わる「ケアのレベルの高さと細やかな配慮」に大変感銘を受けたとのうれしいお言葉もいただいています。

手紙は、「高齢化という共通課題に立ち向かう両国において、SOMPOケアとシンガポールの福祉分野との交流が今後さらに深まることを期待しています」と結ばれていました。

今回の視察とこのお手紙を通じて、私たちが日々の業務の中で挑戦し続けている「介護の未来を創る」取組みが、海を越えて海外からも高い関心が寄せられ、評価されていることが証明されました。

今後もシンガポールをはじめとする国際的な情報交換を深めるとともに、職員一丸となって、テクノロジーと人の力を融合させた新しい介護のカタチを世界に向けて発信していきましょう!

 

 

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ABOUT USこの記事を書いた人

丸 菜穂美
広報室。2006年入社。介護職の魅力、介護現場の魅力を広くお伝えしていきたいと思っています!