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連載
2026.10.15

【新企画】SOMPOケアグループの外で活躍する仲間たち①

みなさん、こんにちは! 

今回から「SOMPOケア WATCH!」で、新しい連載企画がスタートします。
題して、SOMPOケアグループの外で活躍する仲間たち!

SOMPOホールディングスやグループ各社など、SOMPOケアの枠を飛び出して外の世界で新たな業務にチャレンジしている職員の皆さんにスポットを当て、出向先でのリアルな仕事ぶりや、外から見たSOMPOケアの姿、現場経験がどう活きているのかをじっくり伺っていく企画です。

記念すべき第1回は、グループのシンクタンクである「SOMPOインスティチュート・プラス(以下、SIP)」へトツゲキ!
現在出向中の清水 大晟さん、約3年半の出向を経て26年4月にSOMPOケアに戻られた樋口 拓也さん、そしてお二人の上長である特命部長上席研究員の岡島 正泰さんにお話を伺いました。

介護現場からシンクタンクという、一見すると“180度真逆”の世界。そこで二人が見た景色とは・・・? ぜひご覧ください!

 

今回の登場メンバー紹介

清水 大晟さん(SOMPOインスティチュート・プラス 研究部 出向中)
2022年新卒入社。介護付きホーム「ラヴィーレ赤塚公園」「ラヴィーレ高島平」でケアスタッフとして勤務。2026年4月からSIPへ出向し、ヘルスケア・ウェルビーイング領域の研究員として活躍中。

樋口 拓也さん(SOMPOケア ウェルビーイング事業部 ウェルビーイング推進室)
現場ケアスタッフ約10年、ケアマネジャー、ホーム長約5年、ソリューション事業部約3年を経て、2022年11月から2026年3月までSIPへ出向。2026年4月より現部署に帰任。

岡島 正泰さん(SOMPOインスティチュート・プラス 特命部長上席研究員)
損保ジャパン営業部門等を経て、SIP在籍7年目。ヘルスケア・ウェルビーイング領域の研究を率いるお二人の頼れる上長。

写真上:左から、清水さん 樋口さん
写真下:岡島さん

 

【第1章】シンクタンクってどんなところ? 二人が担う「調査研究」のリアル

―― 清水さん、樋口さん、岡島さん、本日はよろしくお願いします! まずは、清水さん・樋口さんの、SIPでの担当業務について具体的に教えていただけますか?

清水: よろしくお願いします!  私は研究部の「ヘルスケア・ウェルビーイング領域」に所属しています。具体的には、介護が必要になる前に自分に必要な備えを促す『ALP(アドバンス・ライフ・プランニング)』の調査研究や普及協会の設立準備、東京大学高齢社会総合研究機構(IOG)や鎌倉新書さんなどの外部団体との連携による調査研究を進めています。
ほかにも、仕事と介護の両立を支援する『ワーキングケアラー研究会』や、日本人の幸福度に関する調査研究を行う『幸福度研究会』などを担当しています。どれも樋口さんが切り拓いてこられたものを引き継ぐ形で走らせています!

 

―― 樋口さんは2022年11月から約3年半、SIPにいらっしゃったんですよね。

樋口: はい。着任当初はまだ立ち上がっていないプロジェクトがほとんどでした。有識者の先生方との日程調整や議論の論点整理といった事務局運営(ロジ)から、深いデスクトップ調査、そして調査研究レポートへの反映まで、伴走しながら形にしていく立ち上げ業務に奔走していましたね。

ライター注:「デスクトップ調査」とは、インターネットや既存の文献、統計データなどを使い、机の上(デスクの上)だけで行う情報収集・分析手法のことです。現場に直接足を運んでインタビューやアンケートを行う「フィールドワーク(実地調査)」に対して、パソコンや資料のみで完結することからこのように呼ばれます。

 

―― 調査研究って、一人で黙々と机に向かうイメージがあるのですが、進め方はチーム制なんですか?

樋口: 両方ありますね。グループ会社からの依頼案件などは、多様な知見を持ち寄り納期に合わせるためチームで動くことが多いです。例えば、SOMPOケアからの依頼で作成した「韓国や台湾の介護事情」の調査は2名体制で行いました。

清水: 一方で、個人でテーマを持って掘り下げる研究もあります。私自身、最近介護業界でも注目されている「スポットワーク(スキマバイト)」のレポートを執筆・公開したのですが、これは一人で調査から執筆まで行いました。

清水さんが執筆したレポート「介護人材確保に向けたスポットワークへの期待と懸念」は、こちらからご覧いただけます!
⇒ https://www.sompo-ri.co.jp/topics_plus/20260617-23710/

岡島: SIPではノルマではないものの、年間3本程度(1本あたり5〜6ページ規模)のレポート執筆や、外部メディア・書籍への寄稿などを目安にしています。1本のレポートを書き上げるのに、情報収集から構造設計、推敲を重ねて大体2〜3ヶ月はかかりますね。

 

【第2章】カルチャーショック! 現場から飛び込んで感じた「文化の違い」

―― お二人とも介護現場の第一線からSIPへ異動されたわけですが、正直、異動の話を聞いた時はどう思いましたか?

清水: 正直に言うと……「えっ、そんな会社あるんだ!?」でした(笑)。
入社時の面談から「ゆくゆくは本社に行きたい」と言っていたので、てっきり品川に行くものだと思っていたら、人事部長から「SOMPOインスティチュート・プラスっていう会社があってね」と。でも、現場とは全く違う世界にチャレンジできるのは面白そうだと思い、「やります!」とお返事しました。

樋口: 私の場合は、ソリューション事業部にいた頃から「いつか調査研究だけで仕事ができたら夢のようだな」と冗談交じりに話していたんです。そうしたら上司から「ちょうどそういう話があるんだけど、どうする?」と打診をいただきまして。普通なら絶対に行けないような経歴の私にチャンスをいただけたので、「願ってもないチャンスが来た!」と飛び込みました。

 

―― 実際に着任してみて、一番のカルチャーショックは何でしたか?

清水: 働き方のリズムが真逆なことですね! ケアスタッフ時代はシフト制で平日休み・夜勤もあり、体を使う仕事でした。それがSIPに来てからは、月~金の9時5時でずっとパソコンに向かう頭脳労働。最初の4〜5月は、金曜日になると知恵熱が出そうなくらいドッと疲れていました(笑)。
あとは、関わる人の広さです。SOMPOケアソリューションズ以外のグループ会社・・・損保ジャパンやSOMPOひまわり生命、SOMPOホールディングスの方々と日常的に議論するようになり、皆さんの専門性の高さに「もっと勉強しなきゃ!」と刺激を受けています。

樋口: 私が一番衝撃を受けたのは、レポートに対する「フィードバックの緻密さ」です。一つの文章に対して、論理構成から一言一句の表現のニュアンスに至るまで、全員が真摯にレビューしてくださる。「ここまで突き詰めて言葉を扱うのか」と圧倒されました。
そしてもう一つ、超一流の有識者と直接やり取りできることです。学界を牽引するウェルビーイング研究のトップランナーをはじめ、シンクタンクの有識者、国の施策を担う官僚の方、民間企業の創業者、非営利団体のトップ、そして地域包括ケアの第一人者である田中滋先生など、第一線で活躍される方々と対等に議論を交わす機会がある。これは本当に貴重な経験でした。

 

―― 一流の専門家と渡り合うために、インプットの量も凄まじいのでは……?

樋口: 失礼があっては絶対にいけないので、関わるプロジェクトに関する書籍は20〜30冊ガサッと取り寄せて読み込みました。必要とあれば国会図書館に行って論文をコピーし、英語の論文もAIをフル活用して要約して頭に叩き込みましたね。昔から本を読むのが好きだ、というのもありますが。

 

―― 20〜30冊ですか!!  岡島さん、樋口さんのインプット量は凄かったんですね。

岡島: はい。「ちょっと本が好き」というレベルを遥かに超えていましたね(笑)。本当に凄まじい勉強量でした。

清水: 樋口さんのお話を聞いて、私も身が引き締まります……! 私は本を大量に読むというよりは、生成AIを活用して関連論文を洗い出し、気になった文献を深く漁っていくアプローチをとっています。知らなかった知識が仕事と結びつく瞬間が、今とても楽しいです。

 

【第3章】「介護現場の経験」は、シンクタンクでも最強の武器になる!

―― ここが一番お聞きしたかったポイントです。介護現場での経験は、シンクタンクという一見すると“180度真逆”な場所でどのように活きているのでしょうか?

清水: 「現場感覚というフィルター」が持てることです。他の方が書かれたレポートの原案を拝見した際、「介護現場の実態から考えると、この提案は少し非現実的かもしれない」と肌感覚で気づけるのは大きな強みだと感じます。
介護におけるスポットワーク活用についても、「これが実際のホームで浸透するとしたら、どこがボトルネックになるか」という現場目線があるからこそ、地に足の着いた分析ができます。

もう一つは、現場での「OJT経験」です。後輩に介護技術や理念を伝えるとき、「どう言葉を整えたら一番伝わるか」をずっと考えてきました。学術的で難しい言葉を、誰もが理解できる平易な言葉に翻訳して伝える力は、まさに現場で培われたものだと思います。

樋口: まさにその通りですね。例えばワーキングケアラーへのヒアリングでも、私自身がケアマネジャーを経験しているからこそ、「制度上、ケアマネは何ができて何が支援の手から漏れがちなのか」がよく分かります。
また、SOMPOケアから依頼された海外介護事情の調査でも、現場の運営指導やオペレーションを知っているからこそ、「ケアの現場が本当に知りたいポイント」を徹底的に調べ上げることができました。
「外部のコンサルタントでは、ここまで解像度の高いアウトプットは絶対に出てこない」とお褒めいただいた時は、現場経験が確かな武器になったと実感しました。

 

―― 外部の調査会社には真似できない、圧倒的なリアリティですね!

岡島: 受け入れる側の私からも、ぜひ言わせてください。樋口さんや清水さんが来てくれて、本当に助かっています。
ヘルスケアや介護をテーマにした調査研究では、「ケアのマインド」を骨の髄まで理解している人の存在が欠かせません。たとえば「幸福度」について議論するとき、金融・保険出身者だけで考えると、どうしても「お金」や「資産」の視点に偏りがちになります。でも、樋口さんは「人とのつながり」に着目された。
また、街中で誰かが倒れたとき、現場経験のある方は体が反射的に動いてスッと助けに入りますよね。そうした温かいマインドや現場の知見が職場にあること自体が、シンクタンク全体の研究の質をぐっと深めてくれています。ロジカルさを突き詰める一方で、泥臭くやり切る「知的体力」を現場出身のお二人が体現してくれています。

 

【第4章】一歩外へ出たからこそ見えた、「SOMPOケア」の凄さ

―― SOMPOケアの外に身を置いたことで、改めて気づいた「SOMPOケアの良さ」や強みはありましたか?

清水: 「SOMPOケアは、世の中が思っている以上にめちゃくちゃ先進的だ!」ということです。
毎朝、介護関連のニュースサイトを30サイトほど巡回して情報収集しているのですが、他社さんが「先進的なIT活用の新事例」として大々的にプレスリリースを出している内容が、SOMPOケアの現場にいた私からすると「えっ、睡眠測定センサーもシステム連携も、うちではとっくに当たり前に使ってるけど……!?」と驚くことが本当に多くて。
外のフラットな視点に立ったからこそ、自社の先進性と業界をリードするスケール感を誇らしく思いました。

樋口: 私は、「どこまでもご利用者さま・ご家族さまファーストである姿勢」ですね。
現場を離れて客観的に見ると、SOMPOケアは新しいテクノロジーやビジネスモデルを導入する際、「これを導入したら会社が楽になるか」という供給側の論理では絶対に動きません。「それは本当にご利用者さまに受け入れられ、喜ばれるものなのか」「現場の職員を真に支えるものなのか」という軸が徹底されています。この本質的な誠実さは、業界随一の誇るべき企業文化だと、古巣に戻った今、改めて痛感しています。

 

【第5章】未知の世界へ飛び込もう! SOMPOケアの仲間たちへメッセージ

―― 最後に、この記事を読んでいる全国のSOMPOケアの仲間たちへ、新しい挑戦に向けたメッセージをお願いします!

清水: 人って、今ある環境や日常だけに囚われていると、視野が狭くなって悩んでしまいがちだと思います。でも、思い切って新しい世界に触れて別の視点が入ってくると、それだけで今までの悩みがスッと解消することってあると思うんです。
もし今、新しい挑戦に一歩踏み出そうか悩んでいるなら、ぜひ「やってみる方向」を選んでほしいです。出向に限らず、事業所の中で新しい役割に手を挙げてみるだけでも、自分の精神的・経験的な大きな力になるはずです!

樋口: 人間はどうしても日常の延長線上で物事を考えがちですが、人生には思いもよらないチャンスが降ってくる瞬間があります。「先が見通せる安全な道」を行くのも一つの選択ですが、「全然わからないけれど面白そうだから飛び込んでみよう!」と一歩踏み出してみる。そんな機会は人生でそう何度もありません。
私も想像すらしていなかった世界に飛び込み、専門書の監修や医学誌への寄稿など、かけがえのない3年半を過ごすことができました。飛び込んだ先には、想像以上の素晴らしい景色が待っていますよ!

岡島: 介護の現場から見ると、シンクタンクは遠い宇宙のように見えるかもしれません(笑)。でも私たちは、常にケアの現場と同じ方向を向いて仕事をしています。お隣さんのような身近な存在ですので、興味のある方はぜひ臆せず飛び込んできてください。大歓迎でお待ちしています!

 

―― 現場での経験が外の世界で大きな強みになり、そして外で得た知見が巡り巡ってケアの未来を創っていく……まさに「つなぐ・つながる」を実感する素晴らしいお話でした。清水さん、樋口さん、岡島さん、取材にご協力いただき本当にありがとうございました!

 

★お知らせ★

現在、清水さんが運営に携わっている「幸福度研究会」において、12月3日にシンポジウムが開催されます!
「生成AI時代の生きがいと幸福度」と題し、AIが私たち一人ひとりの暮らしや生きがい、ひいては幸福やウェルビーイングにどのような可能性をもたらすのかについて、講演やディスカッションを行うそうです。
・日時:2026年12月3日(木) 13:30~16:30

・場所:〒103-8255 東京都中央区日本橋2-2-10 損保ジャパン日本橋ビル 2階201・202会議室

ご興味のある方は、ぜひこちらのURLからお申し込みください!

   https://sompo-happiness-ai.peatix.com/
   URL先のPeatixページから申込を行う形です。

 

 

【編集後記】取材を終えて

インタビュー中、お二人が生き生きと研究の面白さを語る姿がとても印象的でした。
現場でご利用者さまと真摯に向き合ってきた経験は、決して現場の中だけで終わるものではなく、政策提言や業界全体の課題解決というマクロな舞台でも強力な「独自の強み」として輝くんですね😊

SOMPOケアには、グループ内外を問わず、多様なフィールドで個性を発揮できるキャリアパスが広がっています。本連載では、これからも外の世界で奮闘するステキな仲間をどんどん紹介していきますので、次回もどうぞお楽しみに!

 

 

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ABOUT USこの記事を書いた人

植松 麻紀子
広報・広告宣伝・ウェブサイト運営全般を担当。毎日でもカレーを食べたいカレー好き(^^)