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連載
2022.01.20

SOMPOケアの「アーティスト・イン・そんぽの家S王子神谷」

左 大村 直子さん     右 倪 雪さん

アーティスト・イン・レジデンスとは?

SOMPOケアと東京藝術大学との取組みとして、2018年からアーティスト・イン・レジデンスがスタートしました。アーティストが、SOMPOケアの運営するサービス付き高齢者向け住宅「そんぽの家S王子神谷」で、ご入居者さまと共に生活しながらアートを通じて交流し、新しいコミュニティーを構築しています。2018年から、毎年2人ずつアーティストを迎えており、現在は4期生です。

連載第一回目の今回は、4期生である2人のアーティストをご紹介します!

大村 直子さん(東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻 博士後期課程2年)

 

倪 雪さん (東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻 修士2年)

 

 

Q.このプロジェクトに参加された理由は?

大村さん:以前から「認知症」に関心があり、知識を深めたいと思っていました。また、ご入居者さまがこれまでの人生で培ってきた経験値の高さを垣間見る日々の中で、歴史の生き証人である皆さまから多くのことを学びたいと思っています。

倪さん:日本型のアートプロジェクトを学び、出身地である中国で発展させたいと思っています!テーマにしたいことは「高齢社会」「格差」について。日本の現状を知り、また、高齢者の方と直接ふれあうことで学んでいきたいと思いました。

Q.実際にご入居者さまとの時間を過ごされてみていかがですか?

大村さん:模索しながらの日々です。書道教室を開催したのですが、正しくきれいな文字を書かなければならないというイメージをお持ちの方が多かったようで、ほとんど参加していただけませんでした。今は、文字を書くのではなく、絵や模様を描くような「アート書道」を試しながら、いろいろな関わり方を考えています。

倪さん:迷うことや、戸惑うことはよくあります。生活を共にしていく中で、リズムの違いを一番に感じました。何かを一緒に行う場合、私が良いと思ったタイミングだと気持ちが乗っていただけないことが多く、ご入居者さまと気分や状況を推し量る必要性を感じています。また、円滑なコミュニケーションのためには、「何かを教えていただくこと」から始めるのが良いのではないか!と感じました。ここに来たばかりのころ、「鹿島アントラーズ」や「巨人」という言葉を教えてもらいました(笑)。ご入居者さまが私に「日本のことを教えたい、伝えたい」と思ってくれることが嬉しいです。

 

 

東京藝術大学DOOR: https://door.geidai.ac.jp/about/

AiS(アーティスト・イン・そんぽの家): https://door.geidai.ac.jp/ais/

次回の第2回目は、お二人の取組みをご紹介します!!!

お楽しみに♪

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ABOUT USこの記事を書いた人

小野 真由美
「WATCH!」担当。
I hope that you can pass this time with a smile(^▽^)/