SOMPOケアギャラリー

この連載では、ご利用者さま・ご入居者さまの趣味や特技を活かして作られた素晴らしい作品の数々をご紹介します。
日々の暮らしの中で培ってこられた豊かな感性や、長年の人生経験から磨き上げられた、素敵な作品をご覧ください。
作品番号⑯ 「ロイヤルフラワー」

今回ご紹介する作品は、そんぽの家 堺浜寺(大阪府堺市)にお住まいの田島 和子さまが制作された「ロイヤルフラワー」です。
🌸作者紹介🌸

田島 和子(たじま かずこ)さま 93歳
そんぽの家 堺浜寺(大阪府堺市)のご入居者さま
田島さまにお聞きしました!ロイヤルフラワーって?
ロイヤルフラワーとは、紙で作った花を蝋(ロウ)で固めて仕上げる造花アートです。
専用のペーパーを使い、花の形に作ったものを約90度まで熱した蝋に浸して固めます。蝋の性質上、直接絵の具を塗ることができないため、下地としてジェッソ(GESSO)と呼ばれる特殊なアクリル絵の具を塗布し、その上に水彩絵の具で染色するとのことです。
この染色の魅力の一つは、制作者の個性が色選びに反映される点だと教えてくださいました。
最後に、約60度の低温蝋で再コーティングして作品の耐久性と防汚性を高め、速乾ニスで仕上げるそうです。
田島さまの作品
Gallery

田島さまがロイヤルフラワー作りを始められたきっかけ
田島さまが40歳の頃、高島屋でロイヤルフラワーの先生による作品(コサージュ)を見て深く感動し、入門されました。それから約40年間にもわたり、指導者のもとで学ばれ、その後はご自身もロイヤルフラワー教室で生徒の指導にあたられることもあったそうです。

田島さまは、花と器(ベース)の組み合わせを特に重視。
浜寺公園ステーションギャラリー (大阪府堺市西区)での展覧会では、器選びや作品のアレンジを任されるほどで、先生方からも厚い信頼を寄せられていらっしゃったとのことです。
田島さまにとっての「ロイヤルフラワーの魅力」
・長持ちし、生花やアートフラワーと比較して耐久性が高い
・汚れにくく、手入れが容易
・飾る場所を選ばず、 さまざまな場所に飾れる
・デザインの自由度が高く、ブーケや壁掛けなど用途が広い
・色を自由に調整できる

🌸田島さま、一番のお気に入り作品はこちら!🌸
浜寺公園でバラの写真を撮影し、それを見ながら制作した作品。
優美で、生き生きとした仕上がりに。
「いつか、カサブランカ(ユリ)を作ってみたい」と仰る田島さま。
他のアートワークも手掛けられる、多才な田島さま

高校ご卒業後に、ドレスメーキングスクール で洋裁を学ばれました。
当時、田島さまが制作されたウエディングドレス。ご本人にとって数ある作品の中でも特に印象深い一着だそうです。

書道は38歳から始められ、40年間ほど 続けられた田島さま。
ご主人さま がお詠みに なった詩を、書にしたためた作品。

ホームで、楽しまれている「ちぎり絵」
ホーム長の阪本さんから田島さまへメ ッセージ
田島さまは、いつも感謝の気持ちを大切にされ、周囲の方々とのご縁を何よりも大事にされています。その穏やかで前向きなお姿は、私たちスタッフにとっても大きな学びであり、元気をいただく存在です。田島さまの作品一つひとつには、人を喜ばせたいという温かいお気持ちと、細部まで妥協しないこだわりが込められており、創作活動に真心を込めて取り組んでこられたことが伝わってきます。
これからも田島さまらしく、お元気で笑顔あふれる毎日をお過ごしください。

(中央手前)ホーム長の阪本さん







